日本の農家は後継者不足で衰退の一途を辿っている。

農家への新規参入のハードルが高いのが原因の一つでもある。

農家で生活をするために取得しなければならない、知識、農作物の育成ノウハウ、情報、農作機器、資金、農地、流通経路、販売ノウハウ、労働力等々、数多くの課題を解決しなければ農家を始めることが難しい。

多くの新規参入者は、数年の内に撤退してしまう。

そこで、こんな仕組みがあれば、新規参入者でも参入、維持しやすくなるのではないだろうか。

 

数十軒の農家で「農家ホールディングス」を形成する。

農家ホールディングスの役割は、

各農家が持つ育成ノウハウを収集し、ホールディングス内の他の農家にノウハウを共有する。(IT、IoT、AIの活用)

共同購入した高価な農業機械の使用スケジュールの調整、またはレンタルをする。

水利の調整。

ホールディングス内農家のネットワーク、コミニュケーションを潤滑にする。

ここで得られたノウハウを他のホールディングスに販売する。

農協のような縛りのないように注意をする。

新規参入者へのマニュアル、プログラムを提供する。

ホールディングス内の農家を一つの会社、または家族としてビジネスや社会で使われている、効率化ツール、仕組みを活用し、各農家が幸せに効率よく仕事ができる環境を提供する。

農家の役割は、

ホールディングスから得られたノウハウを元に、農作物の育成に全力を注ぐ。

得られた農作物育成ノウハウを他の農家と共有する。(共有はITにより自動化する)

育成等でトラブルがあった場合は、ホールディングス内のネットワークを通じて全農家に相談する。(農家SNS等)

自分の育成中の農作物をホールディングス内の農家にも見てもらえるよう、農作物の画像、水分、栄養、気象データをリアルタイムで公開できるようにしておく。これによって他の農家からのアドバイスをもらいやすくなり、他の農家の育成の参考にもなる。

配送会社の役割は、

農家から持ち込まれた農作物を、商品として梱包、各エンドユーザーに直送する。

ビジネスの役割は、

常に販路の拡大、マーケットの分析、注文の受付を行う。

高収益を得られそうな農作物情報などを、農家に提供する。

こうすることで、農家は販売や発送といった農作物育成意外の労働や時間から開放され、集中し効率よく仕事ができるようになる。

配送会社、ビジネス、農家ホールディングスは、既存の会社のサービスの一つとして依頼することで、立ち上げも容易になる。

これで、新規参入者の課題の多くは解決できる!はず。